アメリカ カリフォルニア州ロサンゼルスのゲーム周辺機器メーカーHyperkinより、XBOX360に付属したコントローラを現代向けにリメイクした「Hyperkin XENON 有線コントローラー」が2023年8月10日に発売される。
引用元:Hyperkin『Xbox 360 Controller Remake Model』
デザインとスペックについて
全体の見た目はほぼそのまま現代向けに
XENONコントローラーは、かつてのXbox360で同梱されていたコントローラとほぼそのままのデザインに見える。ボタン配置やスティックのサイズ、グリップのデザインなど大まかには純正品を踏襲するデザインである一方、スクリーンショット保存に使えるシェアボタンと、左右のトリガーが独立して振動するインパルストリガー機能の追加、USB Type-Cへの対応など現代用にスペックがアップデートされている。カラーリングも初代Xbox360に付属していたホワイトモデルと、後に発売されたxbox360Eliteに付属したブラックモデルを彷彿させる合計4色の展開。
主なスペック
- XboxシリーズX|S、Xbox One、Windows 10/11 PCに対応。
- ボタン配置はXbox純正品に準拠。シェアボタンにも対応。
- インパルストリガーを搭載※対応ゲームのみ
- デュアルランブルモーターによる振動フィードバック。 ※対応ゲームのみ
- 3.5mmヘッドセットジャック端子付き
- 着脱可能な約 3m 【USB Type-C】ケーブルを採用
純正品は単三電池2本を使用するワイヤレス仕様だったが、本品はUSB Type-Cによる有線接続となる点に注意だ。
XENON(ゼノン/キセノン)の名称の由来
製品の名称となっている「XENON(ゼノン/キセノン)」は、かつてXbox360が初代Xboxの次世代機として開発されていた時期、正式名称が決まる前に開発チーム内で使われていたコードネームであり、製品版Xbox360に使用されたCPUの名称として採用されていた「XENON」から。
僕の感想
Xbox360コントローラーは現代ゲームパッドの完成形
新型ゲーム機が発売される際は、どんなデザインのコントローラーが採用されるかも話題になる。Xbox360は僕が初めて購入したXboxシリーズでコントローラーの扱いやすさに驚いた。プレイステーションの配置をベースに左スティックと十字ボタンを入れ替えて、FPS操作がし易いLRトリガーとプレステでいうところのL1R1ボタンにあたる箇所にバンパーを追加。全体的に大きく丸みを帯びたような形状で手に馴染みやすい。斜めに入りやすい十字パッドは場面によっては使いづらかったが、全体的な評判は上々だったように思う。
マイクロソフトはXboxの更新にあたって、小さなアップデートをコントローラに適用しているが、次世代機のXbox Oneでも現行のXbox Series S┃X でも、Xbox360のコントローラーがデザインベースになっていることは変わっていないことから、そのクオリティと評判の高さがうかがえる。
しいたけボタンは光らない?
Xbox360コントローラーには正式名称「Xboxボタン」通称「しいたけボタン」が搭載されている。ゲーム機を起動したり、ホームメニューを開くおなじみの機能だが、ゲーム起動時にこのボタンの周囲に配置されたインジケーターがくるくる光るギミックがあり気に入っていたのだが。画像をみるに、このインジケーターは形状が変更されており、ただ光るだけのようで残念だ。