ニンテンドースイッチのおすすめアクションゲーム4選

　ニンテンドースイッチにはせっかく良作傑作アクションが揃っているのに、なんだか影に隠れてしまいもったいないゲームタイトルをご紹介。(一部は他機種でも遊べる)

①『ドンキーコング トロピカルフリーズ』

ガッツリ歯ごたえ欲しい人向け

　かつてスーパーファミコンで発売された横スクロールアクション『スーパードンキーコング(1994)』シリーズのリブート的作品『ドンキーコング リターンズ(2010)』の続編だ。奪われたドンキーコングアイランド奪還のために、前作の相棒ディディーに加えて、クランキーとディクシーも参戦しアクションの種類が増えた。スーパードンキーコングに親しんだ人に是非遊んでほしいが、同じ2Dアクションゲームでありながら、システムや操作感は｢スパドン｣シリーズから変化しており難易度もやや上がっている。元はWiiUで発売され後にニンテンドースイッチに移植されたが、移植にあたり｢ファンキーモード｣という低難易度モードも追加された。

　ゲームはオーソドックスな2Dジャンプアクションだが、ステージ内の仕掛けによって背景がダイナミックに動き、見た目の通り明るくポップな世界観なのでプレイしている隣で見ているだけでも楽しい一作、是非とも続編を期待したいタイトルのひとつだ。

②『ベヨネッタ』

3Dアクションの金字塔

　『ベヨネッタ(2017)』は『デビルメイクライ』からさらに発展した3Dスタイリッシュアクションだ。ニンテンドースイッチでの発売は2017年だが、最初は2007年にxbox360で発売され、後にWiiU(2014)に移植、スイッチでも販売という3世代に渡り発売されている。プラチナゲームズならではの、｢さわり心地｣にこだわりは素晴らしく、動かして気持ちのいいバトル中心のアクションゲームだ。
　他の作品に比べると操作難度はやや上がるが、無数のコンボが用意されておりパンチとキックボタンを適当に組み合わせても、それなりに派手な技が出るようになっている(自動制御のオートマチックモードもある)。回避はタイミングが多少アバウトでも有効で、ギリギリ回避に成功すれば敵が一時的にスローダウンし、回避からの一方的に攻撃を叩き込む快感は無比の出来だ。ゲームがとてもうまくなったような感覚を味わうことができる。｢クライマックスアクション｣の名に偽りはなく最初から最後までノリ良くド派手シチュエーションの連続で飽きない。

　キャラクターとしての人気も根強く2023年時点でナンバリングタイトルが『3』まで、スピンオフ的作品である『ベヨネッタ オリジンズ: セレッサと迷子の悪魔』と現在も新作が出続けている。

③『クラッシュ･バンディクー ブッとび3段もり!』

初代PS黄金期の名作リメイク

　かつてプレイステーションで発売された『クラッシュ・バンディクー(1996)』『クラッシュ・バンディクー2 コルテックスの逆襲!(1997)』『クラッシュ・バンディクー3 ブッとび!世界一周(1998)』の3作品をひとつのパッケージにまとめたリメイク作。原作は日本語ローカライズにあたりソニーの手によってかなりの手が加えられていた(ボイス付きヒントシステムや専用おまけムービー等)が、本作はあくまで海外で販売された原作をベースにできている。ローカライズ自体は丁寧だが、昔遊んで懐かしさを求めて購入する人は注意しよう。

　歯ごたえのあるジャンプアクションゲームの良さは現代でも決して褪せていない。3Dではあるがステージクリア型なので進行方向は明確で迷うことはなく、ベースは前後か左右方向に移動する2Dアクション要素が強い。木箱を壊し、敵を踏んづけ、りんごを集めてゴールを目指すシンプル構成は今遊んでも十分楽しい。リメイクにあたって若干着地判定が厳しくなっているらしく落下死し易い点に注意が必要だ。3作セットということでボリュームは長大に思えるが、1ステージは短くまっすぐゲームクリアを目指せば想像より短い時間で終えることも可能だ。(もちろん順調に進めばの話だが)

④『ロックマン11 運命の歯車!!』

オーソドックス2Dラン＆ガン

　『ロックマン11 運命の歯車!!(2018)』は1987年のファミコン時代から続く初代『ロックマン』シリーズの最新作だ。基本は従来作と同じで｢8つのステージとボスを順不同で倒し、倒したボスの武器をゲットして次のステージへ進んでいく｣構成だが、遊びやすいように操作体系は調整されており、ハイジャンプを補助してくれる｢ラッシュコイル｣はワンボタンで出せるようになった。さらに本作では一時的に自身を強化する｢ギアシステム｣が追加された。短時間だけパワーを上げるか周囲をスローにする力を発動できるようになり、ステージクリアにこれらを活用する場面もできた。

　難易度は4段階も用意されており、アクションゲーム初心者でもクリアまで問題なく遊べるし、従来作の難易度を想定した｢オリジナルスペック｣はかなり歯ごたえがあるので昔ロックマンに親しんだ人は是非挑戦してほしい。ボリュームはそれほどなく数時間で終わるので社会人にもおすすめだ。

　他にもオススメアクションゲームがあったらどんどん追加していこうと思う。